2004年09月24日

文化からセクシャリティへ―「薔薇族」廃刊

雑誌「薔薇族」が廃刊(nikkansports.com)


木村べんのイラストや、三島由紀夫の詩、そして
薔薇という言葉。そこから受ける印象は、とても
趣味性の高い印象があったんですよね・・・とりわけ少年愛の。

ゲイ雑誌の需要て年々減ってきてますよね。。
自分も、店にあったら読むのですが、買ったことは無し。

大きな要因としてはインターネットの普及なのでしょうが、
もうちょっと突っ込んでいくと、インターネットによって
住み分けがはっきりしてきたのが一番なのでしょう。

マニアックなものがそのまま存続できるインターネットの
良い部分は、嗜好が細分化しているゲイにとっても好都合で、
それぞれのジャンルに老舗サイトが存在して、今もきちんと
運営できてる、重要なコミュニケーションの場の一つになっていますが、
雑誌は、独自性を確保しつつ進化していかなければ
すぐに休刊に追い込まれてしまう現状。自分の愛読誌も
消えてしまったり、くだらない媚び売りになったり・・
薔薇族も、BadiのようにHPとうまく連携をとる方法を
考えていたようですが、ちょっと遅すぎたのかもしれません。

それと、若い世代に限ってですが・・
自分が出会いを求める頃には、ゲイは”セクシャリティ”と
して認知されていたんですが、上の世代とお話すると、
「趣味」とか「こっちの世界」とか、アングラな”文化”としての
認知をされてる方が多いようで、そこに感じる温度差が、
薔薇族に感じるギャップと同じだったと思います。


日本でゲイ”文化”が盛り上がっていれば、また
違うのかなぁと、映画「パーティモンスター」を観て思いました。

ファッションや音楽をきっかけとした、エンターテイメントや
思想が無いまま、セクシャリティとしての正当さを主張して
しまったために、アメリカのゲイにあるような独自性は影を
潜めてしまって、それを嫌う”ゲイのゲイフォビア”なんて
のも生まれてしまったんですよねえ。

最終刊には、最後の挨拶などは無い模様。
同性愛を支えつづけた雑誌として、終わりにはしたくない、
ということでしょうか。


※薔薇族は、復刊しました。
ロゴがBadiを意識した「BZ」になってます。


パーティ★モンスター
パーティ★モンスター

posted by にゃ at 21:31| Comment(3) | TrackBack(1) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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