2005年09月29日

岡田あーみんと私

ルナティック雑技団 (1)
ルナティック雑技団 (1)




社交性を駆使して、場の空気にあった雰囲気を演出する自分と
そんなんくだらねえなと疲れ始める本来の自分が、全く
別の存在ということはなく、どちらも自分の人格に間違いない。

それは誰にでも言えることだが、ある人が普段と違う一面を
見せた時、それを見た人は、そちらの方を”本性”と
見做してしまうのではないだろうか。

ある素晴らしいアニメーション作家がロリータ嗜好で
あったとしても、それは、どちらも一人の人間に内在する
一つの人格であるのに、ロリータ趣味であったために
その人間は”変態”と見做されてしまう。だから公言しない。

岡田あーみんが、現在作品を一切作らないのは、天才的な
才能のために、”変態”とされてしまったことへの嫌悪が
あるかららしい。



回を追うごとにギャグが冴えていく"お父さんは心配性"に
比べ、シュールな要素が減っている"こいつら100%伝説"を
経て作られた最後の連載漫画"ルナティック雑技団"は
積極的に少女マンガ的要素を盛り込んだ作品となっている。

最終回に至っては、ベタベタ感ギリギリのシリアスな
展開となっていて、見ててちょっときつい。
それでも、少女マンガらしからぬ台詞は健在。
ギャグの才能はあっても、シリアスな作家としては
凡庸だったのかもしれない。


自分自身との差を感じてドロップアウトする
アーティストは沢山いる。
他者から見える自分と、本心のバランスを
取ろうとして失敗してしまうからだ。
しかし、本当はどちらも生きる為の自分で
あることに変わりはないはずだ。




posted by にゃ at 15:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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